仕事を「分解」して興味を再構築。不器用職人が実践するジョブ・クラフティングの魔法

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【この記事でわかること】
仕事の要素を「分解」し、自分の「好き」と繋げ直すことで、働く時間を自分らしく充実させる方法が学べます。

不器用さんこと私は、前回の記事において、特別な才能よりも対象への興味を土台とした継続する力こそが職人の技術を支える源であり、それを努力するセンスと呼ぶのではないか、という内容を書きました。

努力を努力と思わずに続けていくためには、その対象に対してどれだけ純粋な興味を持てるかが鍵になるのではないかと感じています。

ただ、そうは言っても、なかなか自分自身の仕事に対して興味を持つことが難しいと思うこともあるかもしれません。

仕事への「純粋な興味」を育むための視点の転換

そのような時に視点を変えるヒントとして、ジョブ・クラフティングという考え方を応用してみると良いのではないかと思います。

私が携わっている葬儀生花祭壇の仕事を例にしてみます。

この仕事を単純に与えられた業務として捉えてしまうと、なかなか興味を持ち続けることは難しい側面があるかもしれません。ご遺族様の要望に応えられるかというプレッシャーや、クレームへの不安。さらには思いのほか体力仕事であり、常に時間に追われる過酷さもあります。

そうした苦労を他部署の方に少し漏らしてみたところで、それがあなたの仕事でしょうの一言で片付けられてしまう切なさを感じることもあるかもしれません。そうした環境下では、純粋に興味を持つための条件を見つけるのは簡単ではないように思えます。

葬儀祭壇を「分解」して見えてくる無数の興味の種

ですが、生花祭壇に対する考え方や視点を少しだけ変えてみることで、新しい興味のきっかけが出てくるかもしれません。

私の場合は、葬儀生花祭壇というものを、単なる花の装飾ではなく故人様とご遺族様を繋ぐ架け橋であると考えています。そのため、生花祭壇そのもの以上に、その向こう側にいらっしゃる故人様やご遺族様の人生、物語に対しての強い興味があります。

もし、葬儀生花祭壇の作成という工程を細かく分解してみるならば、そこにはたくさんの要素が隠されていると思います。

花の種類や名前の由来、花言葉。素材としてのカテゴリー。花を一番美しい状態で提供するための開かせ方の研究。色の組み合わせや全体のデザイン。一輪一輪の花が持つ独特の形。さらには、仕入れの際の単価管理といった事務的な側面まで、多様な要素に分けることができるのではないでしょうか。

マインドマップとリフレーミングで仕事を自分らしく再構築

これら多くの要素を徹底的に分解して眺めてみると、その中にたった一つくらいは、興味を持てることが見つかるのではないかと思います。そこからが、本当の興味の始まりになるのではないかと私は考えています。

ノート術や思考法の一つにマインドマップというものがありますが、これは要素の分解と、それらを新しく関連付けることにとても適しているのではないかと思います。

思いつくままに自分の仕事の要素を書き出し、繋げていく。そうしてマインドマップを描いてみることで、一見すると興味のわかなかった対象が、実は自分の好きな別の何かと繋がっているという発見ができるかもしれません。

心理学や認知科学の世界では、物事の捉え方の枠組みを変えることを「リフレーミング」と呼んだりするようです。仕事の要素を一度バラバラに分解することで、それを自分の好きなことや得意なことと結びつけて、自由に「再構築」し直すことができるかもしれません。

「徹底的な分解」の先に開かれる努力するセンスへの扉

世の中には、最初から好きなことを仕事にできている人は多くはないと思います。

それでも、生活のために続けなければならない日々の業務内容を、一度バラバラに分解してみる。そのプロセスも、不器用な私が15年の業務経験の中で見つけた、働く時間を自分らしく充実させるための大切な準備の一つなのかもしれません。

徹底的な分解の先にある、自分だけの意外な繋がりを発見できたら、努力するセンスへの扉はすでに開かれたと言えるかもしれません。

日々の生活に追われ、なかなか心の余白が見つからないかもしれませんが、ときには立ち止まって、様々な視点から仕事をバラバラにしてみるのも良いかもしれません。

新しい繋がりが見つかるたびに、私の新しい修行が始まります。不器用なので、修行することばかり増えて、ちょっと大変だなと思っていたりはします。

今回のまとめ

【仕事をバラバラに分解し、自分の「好き」と繋げ直して再構築する】

#ジョブクラフティング #リフレーミング #マインドマップ ── [不器用職人のキーワード集(五十音順)はこちら] 

本日の花言葉

6月26日の誕生花:ビヨウヤナギ

花言葉:「幸い」「気高さ」「あきらめない」

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